クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」だけ感染者が劇的増加 WHOが警戒

 【ロンドン=板東和正】世界保健機関(WHO)の当局者は13日、新型コロナウイルスの中国国外での感染拡大について、横浜港に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」だけに劇的に増加している様子がみられると指摘した。同船の集団感染を深刻に受け止め、注視する姿勢を強調した。

 WHOで緊急事態への対応を統括するマイク・ライアン氏は13日の記者会見で「ダイヤモンド・プリンセスのケース以外では、中国国外での感染の劇的な増加は見られない」と述べた。

 WHOは多くの高齢者を下船させた上で、船内に残る乗客が少しでも快適に過ごせるようにするための方法を日本当局と協議しているという。

 ダイヤモンド・プリンセスでの集団感染をめぐっては、WHOはこれまでも日本政府と緊密に対策を協議していた。WHOの当局者は今月7日時点で「船内に留め置かれている人たちにとって、身体的にも精神的にもつらい状況だ」としつつも、「飛び抜けて感染率が高いわけではない」と分析していた。

 しかし、その後、新たな感染が確認され、WHOは事態がより深刻になったと捉えたとみられる。

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