新型肺炎疑いの60代日本人男性死亡 武漢で入院

 外務省は8日、新型コロナウイルスの感染による肺炎が疑われた中国湖北省武漢市の60代の邦人男性が死亡したと発表した。入院先の医療機関は新型コロナウイルスの感染かについて確定的な判断をしておらず、死因は「ウイルス性肺炎」と通知されたという。入院先の医療機関から同日、在中国日本大使館に連絡があった。

 安倍晋三首相は遺族を支援する方針を示し「拡大防止に全力を尽くすとともに、やるべき施策については躊躇なく実施していきたい」と記者団に語った。

 政府関係者によると、男性は武漢市に滞在していた1月16日に発熱し、22日から入院した。菅義偉(すが・よしひで)官房長官は29日の記者会見で、「入院先の病院から、新型コロナウイルスの陽性の疑いが高いと連絡を受けている」と述べていた。

 在中国米大使館は、新型コロナウイルスに感染し、武漢市の病院に入院していた米国人の60歳女性が死亡したと明らかにした。ロイター通信が8日報じた。

 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の新型コロナウイルス集団感染で、厚生労働省は8日、新たに乗客3人の感染が確認されたと発表した。既に神奈川県内の医療機関に搬送され入院している。船内での感染確認はこれで計64人となり、国内全体で報告された感染者数は89人となった。

 既に下船した香港人男性が新型ウイルスによる肺炎を発症したため、厚労省は発熱などの症状がある人と濃厚接触者計273人から検体を採取し、ウイルス検査を実施した。

 7日までに全て終え、61人の感染を確認したとしていたが、病気などを理由に下船したり新たに濃厚接触者であることが分かった計6人を追加で検査したところ、米国籍の70代男性と60代の女性、中国籍の30代女性の3人の感染が新たに判明したという。

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