「イエッタイガー」ライブ客の迷惑行為に根絶宣言 「業界全体に広がって」歓迎の声も

 歌手のライブ中に一部の客が大騒ぎし、周囲が迷惑を被る「イエッタイガー(家虎)」問題が熱を帯びている。

 イエッタイガーとは、声優やアイドルなどのライブで、熱狂的なファンの集団が「イエッタイガー」などと叫ぶコール(応援)のこと。掛け声の「イエス」「タイガー」をつなげたワードで、小規模な施設で行われた地下アイドルのライブから広まったと言われている。合いの手とは違って曲のリズムや雰囲気を壊すようなものもあるとされ、音楽そのものを楽しみたい観客からの評判は良くない。

 ファン以外にはあまり知られていない用語だったが2日、エンターテインメント企業ブシロードの創設者、木谷高明氏が「家虎根絶する方向で動きます」とツイッターに投稿したことで注目を集めた。明らかにライブを妨害した人には退出や出入り禁止などの措置をとり、「場合によっては損害賠償請求など法的手段の検討もさせて頂きます」としている。同社はゲームや声優ライブなどを展開する「BanG Dream!(バンドリ!)」プロジェクトを手掛けており、多くの人に不快感を与えるイエッタイガーをライブから排除したい考えだ。

 ツイッターでは「とても頼もしいです」「ブシロ系列だけでなく業界全体に広がって欲しい」「客の家虎パフォーマンスを見に来てるわけじゃない」などと歓迎するファンらの書き込みが並んでいる。木谷氏の投稿は4万5000回以上リツイートされ、6万1000件の「いいね」がつけられた(4日午後2時時点)。

 「ライブが地蔵(直立不動の観客をからかった呼び方)ばかりになる」と反対するイエッタイガー賛成派もいたが「迷惑を顧みず騒ぐ人がいなくなるだけなので、普通に盛り上がるのではないか」と指摘を受けていた。また、ライブの楽しみ方はそれぞれだとして、家虎が禁止されていないアーティストの公演でやればいいのではと“住み分け”を提案する人もいた。

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