愛犬も優雅に? ペット用の「ジビエ料理」はいかが

無添加ペットフード

 日本ジビエ振興協会のホームページによると、ジビエは狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味するフランス語。フランスなどではジビエ料理は上流階級の貴族しか食べられないような高級料理だったという。

 小泉社長がジビエ肉を活用したビジネスに乗り出したのは平成28年。農作物に被害をおよぼすシカやイノシシなどの野生動物は年間約100万頭も駆除されているが、うち9割が廃棄されていることを知って、オンラインマーケットを開設した。「廃棄物を減らしたい気持ちが強かった。無益な殺生を有益なビジネスにつなげるために、流通の仕組みを模索してきました」

 29年に株式会社として法人化し、30年5月からはジビエ肉を無添加のペットフードとして宅配する「ペットさん定期便」をスタート。顧客は東京都や神奈川、兵庫、福岡の各県などで計約400人を抱えるまでに広がっている。

地元雇用も創出

 ジビエをめぐっては、農林水産省も活用を後押し。ジビエを振興すべき理由として「被害防止のために捕獲を進めるだけでなく、捕獲鳥獣を地域資源として利用し、農山村の所得に変えるような取り組みを全国に広げていくことが重要」としている。同センターでも地元関係者3人を従業員として採用し、過疎地における雇用創出も行っている。

 今後は、町内にドッグラン設備を設けたり、ドッグカフェを開店したりする構想も。小泉社長は「中山間地域の活性化に一役買えれば」と意気込んでいる。

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