水道需要減少打開へお風呂の魅力PR 産学官連携の「おふろ部」発足 仙台市

 少子高齢化による人口減少に伴い、水道料金の収入減少などが課題となる中、仙台市では企業や大学と連携し、水道水の有効利用などを目的とした「おふろ部」を発足させ、仙台市内で15日、協定締結式が行われた。「おふろ部」では、大学生が入浴の魅力などを会員制交流サイト(SNS)で紹介。市や企業も、おふろ部の活動を支援する。郡和子市長は「水道は大切なライフライン。守っていくことが必要」としている。

 「おふろ部」は平成28年に神戸市が住宅機器メーカー「ノーリツ」や神戸女子大と連携してスタート。入浴による美容効果や健康促進に関する記事を学生たちが執筆し、SNSに投稿する活動を行ってきた。これまで6自治体、11大学で行われており、東北での協定締結は初。8月から活動を本格化させるという。 

 この日行われた締結式には、郡市長や東北福祉大の学生11人が出席した。郡市長は「若い視点から入浴の魅力を発信するユニークな取り組み」とした上で、「最近はシャワーのみでお風呂を済ませる人も多いと聞く。お風呂にゆったりとつかることをPRしてほしい」と期待を寄せた。

 仙台市水道局によると、水道を利用する給水人口は29年度以降、減少に転じており、水道需要は今後約30年間で約1割減少する見込みだという。

 「おふろ部」の活動に参加することになった東北福祉大健康科学部保健看護学科2年の早坂佳穂さん(20)は「お風呂が身体、心に与える影響を発信し、健康促進面の効能を紹介していきたい」と意気込んだ。

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