琉球国王、優雅に 首里城で再建願い「新春の宴」

 那覇市の首里城公園で1日、正月三が日恒例の催し「新春の宴」が始まり、大勢の見物客が集まる中を赤の伝統衣装をまとった琉球王国時代の国王役と、王妃役が登場した。見物客はみやびやかな姿をスマートフォンで撮影して新年を祝いながら、昨年10月の火災で正殿などが焼失した首里城の早期再建を願った。

 王冠をかぶった国王役と、王妃役の男女は、銅鑼が鳴り響く中を正殿に通じる奉神門から現れた。奉神門前の「下之御庭」を約10分間、ゆっくり歩いたり立ち止まったりして、聴衆を楽しませた。

 東京都杉並区から帰省中の原田遥さん(30)は「美しかった。沖縄らしい色使いの衣装を正月に見られて良かった」と笑顔を見せた。

 新春の宴では例年、正殿前の御庭で琉球王国時代の正月の儀式を再現していたが、今年は火災の影響で実施を見送った。那覇市の団体職員、下地義次さん(63)は「少し寂しかった。早く元に戻ってほしい」と語った。

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