はやぶさ2、地球帰還へイオンエンジン連続運転開始

 地球帰還に向け小惑星「リュウグウ」を出発した探査機「はやぶさ2」は3日、機体を加速するためのイオンエンジンの連続運転を開始した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が明らかにした。来年末の帰還に向け本格飛行に入った。

 先月13日にリュウグウを出発後、月末までの試運転でエンジンが正常に機能することを確認していた。約8億キロに及ぶ帰路で計2回の連続運転を計画し、今回は来年1月ごろまでを予定している。

 今月3日は5年前に地球を出発した記念日。エンジンの担当者は前日の公式サイトに「万全に試運転を完了しても、宇宙は何があるか分からないのでいつも気を抜けません。プレッシャーはかかりますが、これがロケットやエンジンを扱う輸送屋さんの負うべき責務であり、やりがいなのでしょう」と思いをつづった。

 イオンエンジンは、イオン化した状態のキセノンを噴射して推進力を得る。パワーは小さいが燃費に優れ、長距離の飛行に適しており、初代はやぶさでも使われた。

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