南極海でクジラ目視調査へ 調査船が宮城出港、IWC脱退後初

 南極海でクジラの生息数の増減傾向などを調べる調査船が2日、宮城県塩釜市の塩釜港を出港した。日本が国際捕鯨委員会(IWC)を脱退して以降、初めての調査。これまで行ってきた調査捕鯨をやめ、目視で調べる。

 共同船舶(東京)の第2勇新丸(1059トン)1隻で南極海へ向かい、来年3月19日に帰港する計画。日本鯨類研究所の職員が双眼鏡を使い、見張り台からクジラの噴気を探して頭数や種類を調べる。またクジラに発信器を取り付けて行動を確認したり、皮膚片を採取したりする。今回の調査はIWCも支持しており、日本は結果を報告する。

 日本は6月30日にIWCを脱退、7月1日に商業捕鯨を再開。同研究所の磯田辰也主任研究員は「鯨類の環境変化を知るには何十年単位の調査が必要。日本の膨大な知見は資源管理に有用だ。今後も調査を継続する」と話した。

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