秋篠宮さま54歳 随所に皇嗣のご自覚 誕生日会見 皇位継承者の減少も背景に

 54歳を前に記者会見に臨んだ秋篠宮さまは、一世一度の重要祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」の費用について意見した昨年から一転、一連の代替わり関連行事の在り方について慎重な言い回しに終始された。また、皇位継承者の減少も踏まえ、他の参列者の手本となるよう意識したことも明らかにされるなど、随所に皇嗣(こうし)としての自覚も垣間見えた。

 「私の意見を言うのは控えたく思います」。一連の代替わり行事の「望ましい在り方」に対する質問で、秋篠宮さまはそう述べるにとどめられた。皇位継承の在り方に関しても「システムの問題になりますので、私から何か言うことはできません」と回答された。

 秋篠宮さまは昨年の誕生日会見で、大嘗祭は国費ではなく、天皇ご一家の私的活動費でまかなうべきとの見解を示し「聞く耳を持たなかった」と宮内庁長官を強い言葉で非難された。かつては天皇の定年制の必要性を指摘するなど、皇室制度に関するご発言が議論となったこともある。秋篠宮さまは大嘗祭費用に関し、今回も「気持ちは変わりません」と述べられたが、宮内庁幹部は「皇嗣となり波紋を呼ぶ発言を控えられた印象がある」と話す。

 一方、会見では平成の代替わり儀式と今回とで「一つ違うこと」があったとご表現。「即位礼正殿(せいでん)の儀」や大嘗祭での所作について、平成時は皇太子時代の天皇陛下がおり「隣を見ていればいい」状況だったが、今回は「それができない」と述べられた。

 正殿の儀に参列された男性の成人皇族は平成の6方に対し、今回は秋篠宮さま、常陸宮さまの2方のみ。平成時に男性皇族が並んだ宮殿「松の間」左側は女性皇族とのバランスを考慮し、秋篠宮ご夫妻と長女の眞子さま、次女の佳子さまの4方で並ばれた。大嘗祭は高齢の常陸宮さまが出席を見送られ、男性皇族では秋篠宮さまお一方が大嘗宮の「小忌幄舎(おみあくしゃ)」で見守られた。「ほかの参列者は私に合わせる」「間違いないように」。これらの儀式では緊張されたという背景には、約30年で皇位継承者が減少した現実もあった。

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