課金20万円=塩500年分!? ゲーム障害めぐり意見さまざま

 国立病院機構久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)が実施した全国調査で、ゲームに費やす時間が長くなるほど「学業成績の低下」や「昼夜逆転」などの悪影響が顕著になることが27日、分かった。世界保健機関(WHO)は5月、「ゲーム障害」を疾病と認定しており、ゲーム依存度と生活上のリスクとの高い相関性が示された。ツイッターでは“ゲーム悪玉論”への反発が脱線し、スマートフォンゲームなどでの「課金20万」が話題になっている。

 インターネット依存の専門外来を持つ同センターは今年1~3月、10~29歳の男女9000人を対象に全国規模のアンケートを実施。5096人(男性2546人、女性2550人)から回答があり、年齢別の人口比を踏まえて結果を調整した。男性の4割以上が平日に2時間以上、スマホなどでゲームをしており、6時間以上遊ぶ人も3.7%いた。

 ゲーム依存が報道される中で、一部のメディアがゲームのやりすぎで20万円を課金したという声を紹介した。課金制のオンラインゲームにおいて、アイテムを購入してゲームを有利に進めたり、プレーする時間を延長したりと、その使い方はさまざまだが、なかでもランダムでアイテムを入手する「ガチャ」に多額のお金を注ぎ込むトラブルは社会問題化している。

 すると、ソーシャルゲームで極めて多くのお金を使う“廃課金者”らが「ひと月の額にしても少ない」などと投稿。ゲーム障害の危険性を置き去りにして大きな話題となり、ツイッターでも「課金20万」がトレンドに入った。

 課金額で優位性をアピールしてもしょうがないと眉をひそめる人もいたが、趣味に費やす額に口出しされたくない、ゲームだけを特別視するのはおかしいという意見は多い。大量のカメラやレンズの写真を投稿し「20万で買えるのはこの部分(ボディ1つ)だけ」とつぶやく人もいた。同じように競技用自転車、ギターやシンセサイザー、シャンパンタワー、怪獣のフィギュアなどの写真が、ハッシュタグ「#課金20万」を添えて投稿された。

 一方、企業の広報担当者などが運営する企業アカウントもこの流れに乗った。赤穂の天塩の公式アカウントは「天塩に20万課金すると300年~500年くらい持ちますよ!!」と投稿し、「300年とは言わないので、とりあえず半年でも1年でもお願いします」とPRした。パソコン販売のドスパラも、20万円でゲームに最適化したゲーミングPCが買えると商魂たくましいところを見せていた。

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