洋服2000着を難民へ 宇都宮市の岡本北小

 使わなくなった洋服を世界の難民に届けるプロジェクトに賛同した宇都宮市立岡本北小学校(同市中岡本町)が2000着以上を集めた。学校に通えない子供がいるなど、授業で世界の不平等を学んだ6年生の児童が、自ら学校にプロジェクトへの参加を申し出て実現。思いを込めながら発送準備を進めた。

 ユニクロなどを展開するファーストリテイリング(山口市)の「“届けよう、服のチカラ”プロジェクト」への参加を通して、難民に洋服を届ける。提案したのは、プロジェクトの存在を知った6年生の北野うたさん(12)。担任に相談したことがきっかけで、児童たちで企画書を作って校長に提案するなどして実現した。

 同校では昨年度から国際理解教育を進め、タンザニアの子供たちとテレビ電話で会話するなどの機会も得た。児童たちは、授業を通して、学校に通えない子供がいるなど、世界に不平等があることを学んだ。北野さんは「世界のために何かをしたいと思っていた」と振り返る。

 6月にはプロジェクトのスタッフが同校で出前授業を行い、回収した洋服がどのように役立てられているのかなどを紹介。その後、手作りの回収ボックスを昇降口に設置するなど、全校児童に参加を呼び掛けてきた。

 29日の発送締め切りを前に、6年生47人で回収した洋服を体育館に広げて確認。Tシャツやコート、ズボンなどの子供服2105着が集まった。活動の中心になった6年生は「みんなが積極的に参加してくれてうれしい」「大切に着てもらいたい」と発送準備を進めていた。

 国際協力機構(JICA)青年海外協力隊の一員として昨年タンザニアを訪れた同校の仲田志穂教諭(28)は「自分たちでも(社会貢献)できると、いい経験になった。将来につなげてほしい」と話した。

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