花スケッチ 見上げれば威風堂々 奈良・馬見丘陵公園の皇帝ダリア

 紅葉と歩調を合わせるようにして咲く背高のっぽの「皇帝ダリア」(コダチダリア、キク科)の花が、各地で見頃となった。奈良県の河合町と広陵町にまたがる馬見丘陵公園でも約100株が開花。「皇帝」らしく“上から目線”で来園者を出迎えている。

 「皇帝ダリアといえばこの色よね」。女性グループが口々に言う。ピンクに近い薄紫だ。黄色の改良種もあるようだが見たことはない。メキシコなどに分布するこの植物は開花時4、5メートルに達するため、見下ろされるのが常。だが、同園北エリアの陸橋「はなみえはし」の観賞スポットでは、目線に近い位置に花が来るよう、植え方に土地の高低差を生かした工夫を凝らす。

 皇帝ダリアの花を見上げるとき、背景にはいつも秋の空。青空だと花の薄紫が映え、曇り空だと少しぼやける。そして雨の日は……やめておいた方がよさそうだ。寒さには弱いため、見頃は12月初旬まで。

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 入場無料。無料駐車場は北、中央、南エリアに計872台(午前8時~午後5時)。12月21~25日は「馬見クリスマスウィーク」としてイルミネーションイベントを開催(午後5~9時)。問い合わせは奈良県中和公園事務所(0745・56・3851)。

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