「しっかり若手育てたい」 和歌山県警田辺署・高井警部補 近畿の警察官表彰式

 治安の最前線で大きな功績を挙げた警察官を民間から表彰する第133回「近畿の警察官」(産経新聞社提唱、近畿地区信用金庫協会、富国生命保険相互会社協賛)の表彰式が27日、大阪市天王寺区上本町の大阪国際交流センターで行われた。和歌山県警から選ばれた田辺署地域課の高井英和警部補(54)は「大変栄誉ある賞をいただき、うれしい」と喜びを語り、「しっかり若手を育てたい」と決意を新たにしていた。

 表彰式では、扇谷英典・産経新聞社取締役大阪代表から功績をたたえられ、緊張した面持ちで表彰状を受け取ると、会場から温かい拍手が送られた。

 式を終えた高井警部補は「コツコツやってきた結果です」と表彰を謙虚に喜んだ。長年支えてきた妻の美緒さん(54)も「結婚して30年以上、仕事が忙しく大変な時期もありましたが、よくやってくれました。すばらしい賞をいただけて、うれしい」と喜びを分かち合った。

 高井警部補は、美緒さんから純銀製の警察官章バッジを胸に付けてもらうと、「これで少しは妻に恩返しできたかな」と照れくさそうに話した。

 高井警部補は地域部門で14年、生活安全と刑事部門で計15年の経験を積んだ。長年培ってきた職務質問の技術や鋭敏な捜査感覚で、連続窃盗事件や拳銃密輸事件などを次々と解決。現在は田辺署地域課の自動車警ら班係長で、パトロールなどを通じて地域住民の安全を守る一方、若手の指導にもあたる。

 高井警部補の働きぶりを間近で見てきた楠山隆・田辺署長(60)も「普段は温厚だが、現場に赴けば悪に立ち向かう厳しい表情をみせる。部下の信頼も厚く、田辺署の誇りだ」と高く評価する。

 高井警部補は「定年まであと約5年。最後までやり通したい」と新たな決意を語っていた。

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