消滅危機の山形・白竜湖 再生へクラウドファンディング

 水草のヒシが増殖した影響で、今世紀中の消滅が危惧(きぐ)されている山形県南陽市の白竜湖について、市は26日、ヒシを除去して水質を改善する「白竜湖再生プロジェクト」を実施するため、ふるさと納税の仕組みを活用して行う「ガバメントクラウドファンディング」を同日から開始したと発表した。

 白竜湖は周囲の水田から流入した泥が堆積。水質に影響を与えるヒシが増殖しているが、白竜湖が県の天然記念物に指定されているため、土砂は除去できないという。

 このため市では、ガバメントクラウドファンディングを活用し、ヒシのみを除去するプロジェクトを計画。採取したヒシは市内の酪農家や地元の農業高校と連携し、農業用の堆肥づくりに活用していく。

 ガバメントクラウドファンディングの期間は来年2月28日までで、目標額は300万円。目標額に達しない場合は、市が不足額を負担する。白岩孝夫市長は「1人が300万円を出すのではなく、一人一人が1万円出して水質保全していくことが今後につながる」としている。

 地元で白竜湖の自然を守る活動を続けてきた「白竜湖の自然を守る会」の平光敏会長(74)も「白竜湖は地元の宝。湖をできる限り延命させていくためにも、まずはヒシの除去から進めてほしい」と話している。

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