大嘗祭、栃木県内でともに寿ぐ 神社で当日祭 「とちぎの星」PR

 皇位継承に伴う一世一度の重要祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」の中心的儀式「大嘗宮(だいじょうきゅう)の儀」が行われることに合わせ、栃木県内でも14日、多くの神社で神事が厳かに営まれた。また、大嘗祭に供える米を収穫する悠紀田(ゆきでん)に選ばれた高根沢町では、献上された銘柄米「とちぎの星」の販売会が行われ、令和の御代の始まりをともに寿ごうという買い物客でにぎわった。

 神社本庁は14、15日のいずれかに「大嘗祭当日祭」を行うよう全国の神社へ通達しており、宇都宮市の宇都宮二荒山神社では14日午前9時から行われた。

 神職と氏子代表の約20人が参列し、阿部●(=りっしんべんに恵の旧字体)(さとし)宮司が、皇室の弥栄や国家の安寧を祈る祝詞を奏上。巫女(みこ)らが太平を願う「浦安の舞」を舞い、参列者らは玉串を捧げて五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈った。

 阿部宮司は「新しい時代が平和であり、人々が感謝の気持ちを忘れないことを願っている」と話した。

 一方、高根沢町の農産物直売所「たんたんプラザ光陽台」には、とちぎの星を買い求めようと午前10時の開店前から客が集まった。90キロ買い込んだ小山市の夫婦は「御代(みよ)替わりの儀式に栃木の米が供えられ、誇りに思う。親族にも配りたい」と笑顔で話した。

 県農業試験場が開発したとちぎの星は、暑さに強く品質が安定しているのが特徴。比較的大粒で、冷めてもおいしく、おにぎりやすし、丼物にも合うという。同町産業課の水井剛芳課長は「来春オープンする道の駅でも、この米を味わえるようにする」とPRした。

 「大嘗宮の儀」には、悠紀田の耕作者「大田主(おおたぬし)」として米を収穫した石塚毅男さんや、福田富一知事も参列。福田知事は参列前、「悠紀地方に選ばれた栃木県の代表として、儀式を後世の県民にも伝えられるよう、記憶にとどめて参りたい」とのコメントを出した。

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