「男系継承を1ミリも譲るな」 竹田恒泰氏「女性・女系天皇」論に猛反対

 天皇陛下のご即位に伴う、国事行為のパレード「祝賀御列(おんれつ)の儀」では、日本国中が祝福の喜びに包まれた。政府は、即位関連行事の終了後、安定的な皇位継承策について検討する。新著『天皇は「元首」である』(産経新聞出版)が話題になっている、明治天皇の玄孫(やしゃご)で作家の竹田恒泰氏が、夕刊フジの単独インタビューに応じた。皇室を滅ぼしかねない「女性・女系天皇」論に強く反対した。

 「沿道には若い人も多く、世代を超えて国民がこぞって祝福し、素晴らしかった」

 竹田氏は「祝賀御列の儀」がつつがなく終わり、感慨深げだった。

 皇室では、14、15両日の大嘗祭(だいじょうさい)や、来年4月の秋篠宮殿下の「立皇嗣の礼」などの重要行事が続く。一方、政府は、皇位の安定的な継承策について有識者から個別の意見聴取に着手する。

 最大の焦点は、小泉純一郎内閣の有識者会議が2005年に提言した「女性・女系天皇」論を認めるか否かだ。世論調査では、「女性天皇」「女系天皇」に6割程度が賛成しているが、その違いや背景を明確に理解している人は多くない。

 皇位継承は、初代の神武天皇から第126代の天皇陛下まで、一度の例外もなく、男系だ。過去の女性天皇は「男系の女子」であり、次期天皇(=男系の男子)が幼少などの理由による中継ぎ役で、女性天皇のお子さま(女系)が天皇になったケースはない。

 このため、伝統を重んじる保守層は「女性・女系天皇」論に警戒感を隠さない。

 竹田氏も「父方を遡(さかのぼ)れば、必ず天皇にたどり着くという男系継承は1ミリも妥協してはならない。仮に、男系の血筋を引かない人が天皇になれば、『天皇の血統原理』が失われる。そのような天皇を、果たして天皇と呼んでいいのかという疑問も出てくる。もし、『女系天皇』なるものが成立したら、『天皇の正統性』が揺らぐ。『女性天皇』も認めてしまえば、『女系天皇』への道が開かれる。二度と戻すことはできない」と指摘する。

 自民党内では、皇統の断絶を危ぶむ有志が、今の皇位継承順位を守ったうえで、旧宮家の男子を皇族に復帰させる案や、現皇族の養子になる案などの検討に入っている。

 「女性・女系天皇」論者に、皇室の断絶をひそかに狙う勢力の存在を指摘する声もある。

 竹田氏は「『皇室を思っている』フリをしながら、一部野党やメディアの人々が『女性・女系天皇』論を持ち出して語っているのは、実に滑稽だ。耳に聞こえはいいが、皇室をなきものにしようとする危険な企てだ。私の『男系継承』の考えに反論できる人は1人としていない。反論できるなら、してほしい」と語っている。

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