14日から「大嘗宮の儀」 皇居・東御苑で 

 皇位継承に伴う一世一度の重要祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」の中心的儀式「大嘗宮(だいじょうきゅう)の儀」が14、15日、皇居・東御苑で挙行される。5月に即位した天皇陛下が初めて執り行う「新嘗祭(にいなめさい)」で、国と国民の安寧や五穀豊穣(ほうじょう)を祈られる。

 大嘗宮の儀は14日夜から翌日未明にかけ、東御苑に建設された大嘗宮の「悠紀殿(ゆきでん)」と「主基殿(すきでん)」を中心に営まれる。陛下が悠紀殿に入り、その年に収穫された米などを神々に供えた後、自らも食される。主基殿でも同様の所作をされる。

 儀式で使われる米は、東日本の「悠紀地方」と西日本の「主基地方」から1カ所ずつ選ぶことになっており、5月に行われた「斎田点定(さいでんてんてい)の儀」で、それぞれ栃木県と京都府に決定。両地方で収穫された新米が10月、大嘗宮に納められた。

 儀式には首相ら三権の長や国会議員、都道府県知事ら700人程度が招待されている。11月16、18日には皇居・宮殿で饗宴(きょうえん)「大饗(だいきょう)の儀」が催され、天皇、皇后両陛下が臨席される。

 大嘗宮の儀は「剣璽等承継(けんじとうしょうけい)の儀」(5月)、「即位礼正殿(せいでん)の儀」(10月)など国事行為として行われた一連の「即位の礼」とは異なり「公的な皇室行事」と位置づけられる。費用は皇室の公的活動費にあたる「宮廷費」が充てられ、総額約27億円の予算を見込む。宮内庁は主要祭殿の規模は維持する一方、敷地面積を前回の約77%に抑制し、経費を削減した。テロ対策などとして前回は非公開だった大嘗宮の建設現場は今回、一般に公開された。

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