即位礼正殿の儀、饗宴の儀 ロイヤルファッションの祭典 厳かな平安調装束

 10月22日に行われた天皇陛下の「即位の礼」の中心儀式「即位礼正殿(せいでん)の儀」と「饗宴(きょうえん)の儀」では、皇室に伝わる装束などについてもマスコミでさまざまに報じられ、海外の王族のドレスなどにも注目が集まった。何かの機会があれば、ちょっとワンポイントだけでもまねしてみたい気もするロイヤルファッション。改めて振り返ってみた。

 即位礼正殿の儀の際に天皇陛下が身につけられていたのは「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」と呼ばれる装束。平安時代、嵯峨天皇が天子の御服と定めて以来、天皇のみが着用できる色として伝わってきたという。頭にかぶられる「立纓(りゅうえい)の御冠(おんかんむり)」も天皇を象徴する冠だ

 多くの女性の注目を集めたのは、皇后さまをはじめとする女性皇族方が身につけられたいわゆる十二単(ひとえ)。皇后さまは、一番上の御唐衣(おんからぎぬ)が白と萌葱(もえぎ)色。その下の薄紫色の表着(うわぎ)には、皇后さまのお印「ハマナス」の紋(もん)が入っていた。

 秋篠宮妃紀子さまの十二単には、皇室を象徴する「菊」と秋篠宮さまのお印である「栂(つが)」の紋。長女の眞子さま、次女の佳子さまは、初めて十二単を身につけられ、その初々しいお姿も話題に。ちなみに女性皇族の十二単のご着用は、即位儀礼と結婚の際に限られるという。

 儀式には191の国や機関などから王族、元首や首脳級の代表らも参列。世界のVIP、特に王族たちのスタイルは、大いに注目を集めた。

 日本で一番有名なのは、やはり英国のチャールズ皇太子。余裕のいでたちとスタイルが印象的だった。ただ、平成2年のとき参列した際には、当時のダイアナ妃も一緒だったのに対し、今回はカミラ夫人は同伴せず、一人での出席になった。デンマークのメアリー皇太子妃はマント・スタイルのドレス姿で、インターネットなどで話題になった。ブルネイのマティーン王子はSNSのインスタグラムも人気だという。

 テレビ番組やインターネットのサイトでは、海外の王族のファッションを解説するものもあり、日本の一大行事は、ロイヤルファッションの祭典にもなったようだ。

 今月10日には両陛下が都内をパレードされる「祝賀御列(おんれつ)の儀」が行われる。皇后さまがどんなドレスで臨まれるか、いまから多くの人が楽しみにしている。

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