大嘗祭に献上する麻織物が完成 徳島県で出発式

 皇位継承に伴う重要祭祀で11月に行われる「大嘗祭(だいじょうさい)」に献上される麻織物「麁服(あらたえ)」が完成し、徳島県の美馬市と吉野川市で27日、宮内庁に持参するのを前に出発式が行われた。

 美馬市の木屋平地区で地元のNPO法人「あらたえ」などが栽培した大麻の繊維から糸を紡いだ後、吉野川市の山川町地区で7人の女性が交代で、4反分の麁服を織り上げた。

 木屋平地区で行われた出発式には、NPO法人の関係者や住民ら約400人が参加。神事の後、麁服を納めた唐櫃を担いだ男性らが隊列を組んで出発すると、日の丸の旗を振って見送った。

 山川町地区の山崎忌部(いんべ)神社でも出発式があり、麁服を納めた唐櫃を担いだ男性らが神社の石段を下った。

 古代から麁服を調進してきたとされる「阿波忌部(あわいんべ)氏」直系の三木信夫さん(83)は「古式にのっとり無事に麁服が完成したが、納めるまでは気が抜けない」と話した。

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