小2女子が「日本三百名山」挑戦中 甲府の伴野嶺さん

 甲府市立千塚小2年の伴野嶺(ばんの・れい)さん(8)は4歳のときに母の直美さん(45)と一緒に登山を始め、昨年2月、山梨県内の名峰「山梨百名山」を全て踏破。今年8月には八ケ岳連峰(山梨、長野)の全山縦走を達成した。今は「日本三百名山」の制覇に挑戦している小さな山ガールに話を聞いた。(渡辺浩)

 ママとよく行くレストランでは、山でパスタを食べる会があって、小楢山(1713メートル)と瑞牆(みずがき)山(2230メートル)と日向山(1660メートル)に登ったの。そしたら、ここは山梨百名山だよって教えられて、あと97登っちゃおうって。

 どの山が一番大変だったかって? みんなに聞かれるけど「ありません」って言ってる。富士山(3776メートル)や北岳(3193メートル)もへっちゃらだし、「四天王」って呼ばれている鋸岳(2685メートル)なんかもガイドさんに助けてもらって頑張ったよ。

 登るときに、頂上はどんな景色なのか想像するのは楽しみだし、山で食べるご飯はとってもおいしいよ。嶺っていう名前は、山が好きなママが付けてくれたの。字と同じで、私の頭は山でいっぱい。ママと「がんば」「レイ!」「のぼ」「レイ!」「ばんの」「レイ!」って、声を掛け合って登っています。

 山で会った人にママが「親の趣味にこんな小さな子供を付き合わせるなんて」って言われたことがあるけど、違うの。私が付き合ってもらってるんだよ。

 山に登り続けるのはお金がかかるので、ママに「うちは母子家庭だから、もういいよ」って言ったら、ママがモンベルっていう会社に「チャレンジ支援」というのを申請してくれて、登山の服や靴をそろえるのを助けて頂いています。ママいつもありがとう。

 今は日本三百名山に挑戦しています。那須岳(栃木、1915メートル)では雨や風に少し苦労したけど、頂上から見下ろす雲はすごくきれいだったよ。雲海っていうんだけど、記者さん知ってる?

 日本三百名山の次はキリマンジャロ(タンザニア、5895メートル)を目指します。スキーヤーの三浦雄一郎さんの子供が11歳のときに登ったっていうから、負けないように頑張ります。そして、いつか山のことを小説に書きたいです。

 クラスに好きな男の子がいて、八ケ岳に一緒に行こうって言ったんだけど断られちゃった。「じゅうそう」って言われても分からないよね。今度また誘ってみようかな。

 ■ばんの・れい 平成23年9月、甲府市生まれ。市立千塚小2年。身長120センチ、体重24キロで、標準より小柄だが、ただ今成長中。ニックネームはレイチェル。市内で母の直美さんと2人暮らし。

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