万博公園値上げ、近大据え置き…消費税10%、大阪府内は

 1日から消費税が10%に引き上げられるのを受け、大阪府内でも多くの施設や企業が値上げに踏み切る。一方で、価格の据え置きを決断したところもあり、対応は分かれている。

 1970年大阪万博のシンボル「太陽の塔」のある万博記念公園(吹田市)は1日から、公園内の自然文化園の入場料を10円アップし、大人260円、小中学生80円に。人気が高く、事前予約が必要な太陽の塔内部公開の料金も大人720円、小中学生310円と10~20円値上げする。

 同様に、府など行政が管理する公園の球技場やキャンプ場などは軒並み、料金に増税分が上乗せされる。

 値段を据え置く老舗もある。「三輪福(みわふく)」の銘柄で知られる岸和田市の造り酒屋「井坂酒造場」は、12月に入ると店頭に並ぶ「三輪福新酒」(1・8リットル瓶)の税込み価格を、今年は2200円に据え置くと決めた。酒類は増税対象なので実質的な減収だが、「地酒は昔からのリピーターが多い。お客さんの顔が浮かぶので、できるだけ値上げはしたくない」というのが蔵主の井坂佳嗣さん(72)の考え。9月に駆け込みで買いだめする人も多くなかったという。

 学費を値上げしなかったのは近畿大(東大阪市)。授業料や入学金などを平成29年度に値上げしたこともあって、来年度分は変更しない。例えば経営学部の来年度入学生が負担する初年度納入金は約136万円のまま。「増税に伴う必要経費の増加はあるが学生に影響が出ないようにしたい」(担当者)としている。

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