マンホーラーよ 長野・佐久平駅に集まれ 「北斗の拳」がマンホールに

 「お前はもう死んでいる」-。戦う相手にクールに死を宣告する主人公・ケンシロウの決めぜりふで人気の漫画「北斗の拳」。そのキャラクターが、長野県佐久市のJR佐久平駅前に姿を現す。普段、なかなか目につかないマンホールの蓋に、ケンシロウを含め7人が別々にデザインされ、「北斗七星」を構成する星のように設置されるという。お披露目式は9月8日。愛好家の「マンホーラー」よ。「北斗の拳」の強烈なキャラクターがあなたを待っている。(松本浩史)

 ■「感謝しきれない」

 マンホールの蓋を設置する事業は平成30年7月、「北斗の拳」の原作者で佐久市出身の武論尊(ぶろんそん)さん=本名・岡村善行=に対し、市側が打診した。市を訪れる人を増やすとともに、地味なイメージのある下水道事業のイメージアップを図る狙いもあった。武論尊さんは、作画を担った原哲夫さんらと話し合い、これを快諾。デザイン画は、無償提供されたという。

 市はこれまで、武論尊さんが塾長を務める漫画塾を開塾したり、「北斗の拳」に登場する“雑魚キャラ”をあしらった缶入りのあめ「さくしドロップス」を発売したり、コラボレーション企画を推進してきた。市下水道課の上野幸一課長は「とてもうれしかった。武論尊さんなくして、今回の企画は生まれなかった。感謝しきれない」と話す。

 市は、蓋の設置に向けた事業費として、今年度予算に358万円を計上。特殊なインクで加工した鋳鉄製(直径63センチ)の蓋にカラープリントを施す。今年7月上旬にデザインが決まり、同下旬に正式に発表された。汚水マンホールに4カ所、雨水に3カ所設置し、「北斗の拳」の象徴ともいえる北斗七星の形にする。

 ■「激論」でキャラ決定

 どのキャラクターにするか、下水道課の職員約20人で「激論が交わされた」(上野課長)。参考にしたのは、「北斗の拳」の連載が始まり35周年を迎えた昨年、ある出版社が実施したキャラクターの人気投票の結果だった。1位はケンシロウの兄であるラオウだったという。同課の小池俊輔施設管理係長を中心に、職員を対象としたアンケートも行った。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ