慰安婦像展示中止、河村市長「検閲とは全く関係ない」

 愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、元慰安婦を象徴する「平和の少女像」や昭和天皇の肖像を燃やすような動画作品などを展示した企画「表現の不自由展・その後」が中止された問題をめぐり、名古屋市の河村たかし市長は8日、市役所で記者団に、自身が展示中止を求めた抗議について「表現の自由の規制が目的ではなく、公共施設の管理、利用方法が不適切と指摘した」と説明した。

 市長の抗議に対し、同県の大村秀章知事が「表現の自由を保障した憲法21条に違反する疑いが極めて濃厚ではないか」と批判するなど波紋が広がっていた。

 市長は不自由展に公共施設を提供し運営費を公費から支出している点に触れ、「公共事業としてふさわしくない作品への便益供与を中止するのは憲法が禁止する検閲とは全く関係ない」と指摘。慰安婦像に関しても「政治的主張を伴い、多くの日本国民の感情を害する恐れが強くある」と重ねて主張した。

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