「お得にぜいたく気分を味わって」 バラ風呂銭湯で女性客取り込み狙う

 湯船いっぱいにバラの花を浮かべた高級感あふれる風呂が、下町の銭湯に-。大阪市東淀川区の昭和湯が24日、全館を女性専用とするイベント「薔薇(ばら)風呂」を開く。休業日を利用した初めての試みで、女性客にも銭湯を気軽に利用してもらうのが狙い。風呂上がりのエステやデザートなども充実させる。店側は「お得にぜいたく気分を味わって」と、来店を待ち望んでいる。(北村博子)

 昭和湯には男風呂、女風呂ともに浴槽が6つある。当日はいずれも女風呂とし、普段の女風呂の最も広い浴槽に色とりどりのバラの花を約300輪浮かべる。

 風呂上がりのサービスも女性向けに充実させる。普段は男性用の脱衣所を開放し、フェイシャルエステやフットケア(20分各500円)を提供。近隣のコーヒー店「とある珈琲」のこだわりコーヒーゼリー(750円、事前予約は600円)からの出前も受け付ける。

 店主の森川晃夫さん(43)によると、昭和湯の利用客は男性が8割近くで、女性客を取り込みたくても、そのきっかけがつかめずにいたという。

 「正直赤字ですが、バラ風呂で気軽に足を運んでもらい、女性たちに銭湯の心地良さを見直してもらいたい」

 来店目標は50人。この試みがうまくいけば、府内全域にバラ風呂イベントを広げていく意向だ。

 森川さんは「浮かべるバラは香りの良い品種も取り交ぜて、ピンク色を基調に愛らしい感じに仕上げたい」と想像をふくらませるが、当日はスタッフも全員女性となるため、男性の森川さんは“蚊帳の外”だという。

 入浴料は440円。午後6時~11時。問い合わせは昭和湯(06・6322・2645)。

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