「万博目玉だ」eスポーツ聖地はミナミ

 大阪でのeスポーツの普及を目的とした「eスポーツリテラシーセミナー」が31日、大阪市中央区の国際会議ホールで開催された。外国人観光客の増加によるインバウンド効果で活況のミナミを「eスポーツの聖地に」と識者らが活発な議論を展開。eスポーツ界のレジェンドであるプロゲーマー、ウメハラ選手(38)がデモンストレーションを行ったこともあり、会場には500人強が詰めかけた。

 「うおぉぉ!」

 格闘系ゲームの迫力ある対戦画面が会場のスクリーンに映し出される。日本初のプロゲーマーとして活躍するウメハラ選手のプレーに、若者だけでなく大人もくぎ付け。これがeスポーツの魅力の一端だ。

 一般社団法人「日本eスポーツ連合」の浜村弘一副会長(58)は基調講演で、「eスポーツは成長著しい分野。世界のプレーヤーの57%をアジア在住者が占めている。この人気は、アジアからの観光客でにぎわうミナミでも生かせるのではないか」と、大阪・ミナミの可能性に言及した。

 パネルディスカッションで、「アメリカ村の会」の井原正博顧問は「アメリカ村だけでなくミナミを、野球の甲子園球場のようにeスポーツのメッカにしたい。幸いにして、ミナミにはライブハウスが20以上もあり、会場にもできる」と、ミナミの利点を強調。ウメハラ選手は「大阪はノリのいい土地柄。観客の盛り上がりはプレーにも影響する。大会の成功はいかにファンが応援したかにも左右される」と、プレーヤー目線でミナミのポテンシャルを評価した。

 セミナーを企画した「スポーツタカハシ」の高橋勝彦社長(65)は「2025年の万博の目玉は、食とeスポーツになるはず。その担い手となる若者をサポートして、『eスポーツをするなら大阪』というところまでもっていきたい」と力強く締めた。

 昨年はeスポーツ元年とされ、今秋には茨城国体の文化プログラムとしてeスポーツが取り上げられる。若者が支持するeスポーツをまちづくりに生かそうという取り組みが令和の今、ミナミをはじめ、各地で活発化している。

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