選手も意識変化 引退後は「会社員」

 プロ野球選手のセカンドキャリアとして近年、野球関連以外の仕事に興味を示す選手が増えてきている。

 日本野球機構(NPB)が昨年、若手プロ野球選手252人を対象にしたアンケートで、引退後にやってみたい仕事は「一般企業の会社員」が15・1%でトップ。平成25~29年の5年間の同アンケートでは「高校野球の指導者」を筆頭に、3位まですべて野球に関わる職業が並んでいた。

 NPBの嶋理恵子・セカンドキャリアサポート担当は「引退しても野球への未練があり、自ら仕事の選択肢を減らしてしまっている選手もいると感じていた」としつつ、最近は「消防士や警察官を目指す元プロ選手もいる」と話す。

 池ノ内亮介巡査が採用試験を受けた大阪府警は26年度から自己推薦方式を導入。プロスポーツや民間企業での実績を書いた「自己推薦書」を提出してもらうなどし、一般の採用試験とは別枠で毎年100人程度を採用している。

 府警によると、元プロ野球選手を複数人採用した年もあった。府警警務課は「全国レベルで活躍してきた人材の精神力は、必ず警察の職務に生かされると判断して自己推薦方式を取り入れた」としている。

 嶋さんは「他のスポーツもそうだが、一つのことに打ち込んできた選手が多い。ただ、引退後は頭を切り替える必要があり、職業が多様化していくことは非常に大切」と話している。

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