旧五輪聖火台を撤去 被災地・宮城から岩手へ

 宮城県石巻市は14日、日本スポーツ振興センター(JSC)から東日本大震災の復興支援の一環として貸し出されていた、1964年東京五輪の聖火台を撤去した。盛岡市の公園に移設するため。

 14日は地元の建設会社の社員らが午前9時ごろから作業開始。石巻市総合運動公園で展示されていた聖火台を、コンクリート製の台座から重機を使って慎重につり上げ、取り外した。15日に盛岡市の岩手県営運動公園に運び、21日に除幕式を開く。岩手県では陸前高田市や釜石市も巡回する。

 震災で友人を失ったという石巻市の無職、本田ふく子さん(75)は「聖火台は心の支えだった。勇気づけられた」と話し、作業を見守った。

 聖火台は旧国立競技場の解体工事に伴い平成27年6月、石巻市に移設。今後は被災地の岩手、福島両県で展示後、製造された埼玉県川口市にも貸し出され、最終的に新国立競技場の正面入り口付近に設置される。

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