今後の儀式 10月22日 王朝絵巻再現、2500人前に即位ご宣言

 即位関連儀式は秋以降も続く。10月には天皇陛下が国内外の賓客を前に即位を宣言される「即位礼正殿の儀」が、11月には一世一代の重要儀式「大嘗祭(だいじょうさい)」の中心となる「大嘗宮の儀」が開かれる。平成の「即位礼正殿の儀」は「大嘗宮の儀」の10日前に催されたが、今回は天皇、皇后両陛下のご負担を軽減するため1カ月ほど時期をずらした。

 10月22日に行われる「即位礼正殿の儀」。皇居・宮殿「松の間」には、陛下が立たれる玉座「高御座(たかみくら)」、皇后さまの「御帳台(みちょうだい)」が設置され、華やかな舞台が整う。

 両陛下、皇族方は古装束をご着用。中庭にのぼり旗が立ち並び“王朝絵巻”が再現される。

 参列者は国内外から約2500人を予定している。海外からは元首らが招かれ、皇室と交流の深い王室関係者も多数参列する見通し。

 正殿の儀終了後、両陛下はオープンカーに乗り国民の祝福を受けられる「祝賀御列の儀」に臨まれる。

 祝宴「饗宴(きょうえん)の儀」は同22、25、29、31日に1日1回ずつ開催。平成の時より回数を減らし、着席に加え立食形式も取り入れ、両陛下のご負担軽減を図った。

 11月に大嘗宮の儀

 11月14~15日には皇室の重要儀式「大嘗宮の儀」が控える。即位した陛下が初めて執り行われる「新嘗祭(にいなめさい)」にあたる、一世一代の重要儀式とされる。

 舞台となる大嘗宮は前回同様、皇居・東御苑に設営。儀式の意義を損なわないよう、主要な祭殿は平成と同規模を維持する一方、工法・材料の変更を含め経費削減につなげる。

 大嘗宮の儀の後には、陛下が宮殿で参列者と酒食を共にされる「大饗の儀」が16日と18日に開かれる。

 4代天皇陵「親謁」

 その後、陛下は、伊勢神宮や神武天皇陵、昭和天皇以前4代の天皇陵に赴く「親謁の儀」に臨まれる。正式な日程は今後決まるが、前回と同様なら年内となる見通しだ。平成の伊勢神宮ご参拝では、参道の移動に儀装馬車が使われた。

 令和2年4月19日には、秋篠宮さまが皇位継承順位1位の「皇嗣」となられたことを国内外に示す「立皇嗣宣明の儀」が行われる。

 祝賀御列の儀、国産車で

 10月22日、即位礼正殿の儀を終えると、天皇、皇后両陛下は国民から広く祝意を受ける「祝賀御列の儀」に臨まれる。オープンカーに乗車し、皇居・宮殿から、お住まいのある赤坂御用地までパレードされるとみられる。

 ルートや詳しい実施時刻は政府が今後決定するが、平成2年11月の祝賀御列の儀のときは、上皇ご夫妻は皇居出発後、警視庁や国会議事堂付近を通過して赤坂御用地へ向かい、お住まいの赤坂御所(当時)まで約30分かけてパレードされた。沿道には約11万7千人が集まり、日の丸の小旗を振ってお祝いした。

 当時使われたロールスロイスのオープンカーは、5年の両陛下ご成婚パレードでも使用されたが、その後廃車となった。政府は、安全・環境性能の高さに加え、儀式終了後の有効活用や日常の保守管理が容易だとして、新たにトヨタ自動車のセンチュリーを調達することを決めている。

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