小峰城の石垣元通りに 震災で損壊、福島・白河

 東日本大震災の被害を受けた福島県白河市の国史跡「小峰城跡」で21日、壊れた石垣の復旧を記念する式典が開かれた。鈴木和夫市長が「8年の歳月が流れた。城の復興が市民の心の復興になると確信していた」と修復完了を宣言。崩れた約7千個の石材を一つずつ積み直す作業を経て、石垣は荘厳な姿を取り戻した。

 石垣は震災の揺れで10カ所、計約160メートルの範囲で崩落した。市は文化財としての価値を損なわないよう、築造された江戸時代の工法で修復。セメントは使わず、石材と隙間を埋める小石のみで積み上げた。

 この日は見学会も開催。新潟市から家族3人で参加した会社員、鈴木正実さん(45)は「小学生の娘が、お城が好きで見に来た。こんなに迫力のある石垣は初めてだ」と感嘆の声を上げた。

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