「高卒」求人数激増、労働力不足で再び“金の卵”に

 同社は、昨年末に都内で開かれた高校生就活情報サイト「JOBドラフト」の企業向け採用セミナーに参加していた。会場内は高校生とマッチングしたい78社94人の担当者で満席状態。サイトを運営する採用支援会社「ジンジブ」(東京都港区)の担当者は「初めての企業も多いので、ノウハウを基礎からレクチャーします」と話す。

 厚労省によると、平成30年7月末現在の高卒新卒者の求人倍率は全国平均2・37倍だが、東京都に限ると7・05倍に跳ね上がる。生徒1人に延べ7社がラブコールを送っている状況。まるで、かつて中・高卒で社会に出た若者たちを高度成長の担い手として呼んだ「金の卵」の復活を思わせる。

 「大都市圏ほど生徒を採るのが厳しい。地方の高校生も視野に入れて」と講師が呼びかけると、企業側から「今どきの子たちが住んでくれる寮とは、どんなものになりますか?」と、真剣な質問が上がっていた。

 JOBドラフトの契約企業はサービスを開始した平成27年度に127社だったが、29年度372社、30年度は667社と飛躍的に増えている。事業を統括する中溝祐介部長(34)は、「費用をかけても、しっかり採用・育成したいという企業さんの熱意を感じる」。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ