大阪国際女子マラソン 小原、西日本豪雨被災の故郷にエールの走り

 被災地に吉報を届ける走りを見せた。27日行われた「第38回大阪国際女子マラソン」(産経新聞社など主催、奥村組協賛)で小原怜(28)=天満屋=が日本人トップの2位に食い込み、西日本豪雨で被災した地元・岡山にエールを送った。

 2020年東京五輪の代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権をすでに獲得している小原。「平凡なタイムでは終われない」。この日は先頭集団で攻め続け、外国人選手を相手に激しいスパートをかけた。「自分を出し切るレースをしたい」。その言葉に挑んだ42.195キロだった。

 競技を本格的に始めたのは小学校から。その後、強豪の興譲館(こうじょうかん)高校(岡山県井原市)に進み、長距離の才能を開花させた。

 「物おじせず、何事も自分のペースで取り組む選手だった」。同校で指導した森政芳寿(よしとし)さん(61)は振り返る。骨折を周囲に隠しながら大会に出場し、結果を残したこともある。「大きなけがをしても知らん顔。試合になったら集中力を高めていく感じだった」

 平成21年に天満屋に入社。日本を代表するランナーの一人に成長する中、昨年7月、天満屋が拠点を置く岡山県などを西日本豪雨が襲った。練習に影響はなかったが、出身地の同県倉敷市が甚大な被害に見舞われ、胸を痛めた。9月には岡山を拠点とする他競技のアスリートとともに、寄付金を県に手渡した。

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