「飲食店の省人化」人手不足…スマホやロボットで対策

【近ごろ都に流行るもの】

 対面の必要がないスマートフォンによる注文・決済や、ロボットが勤務するカフェ…深刻な人手不足を背景に、飲食店で「マンパワー」を補う試みが目立ってきている。ファストフード方式の居酒屋もオープンするなど、人口減少社会の苦肉の策が、新たな「いらっしゃいませ」を生み出している。(重松明子)

 メニューのQRコードをスマホで読み取り、カフェラテを注文すると、隅で待機(充電)していたロボットがピカッと発光。スイーッと動き出した。コーヒーカップを受け取り、人やテーブルなどを器用に避けながらこちらに向かってくる。多少まごつく姿もけなげな“新人店員”を、思わず応援したい気分になった。

 東京・虎ノ門の城山トラストタワー1階にある「カフェ&デリGGCo.(ジージーコー)」。オフィスビル内で日本初となる米国サビオーク社が開発したロボットによる搬送サービスの実証実験が7日、始まった。ビル内のどこでも注文・配達が可能。“1人”でエレベーターに乗り込むロボットに、「どこ行くの?」「かわいい」と声をかける女性社員の姿も。

 城山トラストタワーは4~5千人が働く37階建ての高層ビル。実証実験の責任者で、デベロッパー「森トラスト」イノベーション戦略室の木原圭一さん(40)は、「ロボットが届けてくれるので、高層階の方にとっては一服するためにわざわざ下まで降りるストレスがなくなる。カフェ側も、省人化しつつ注文を増やす方法の一つとしてロボットが役立つのでは」と期待する。

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