阪神大震災を機に植えられた「希望リンゴ」 10本植樹 芦屋

 阪神淡路大震災から17日で24年になるのを前に、被災地などに「希望リンゴ」と名付けたリンゴの木を植える活動を続けるボランティア団体「この町・花の街・作戦」(兵庫県尼崎市)が15日、芦屋市に新たに10本のリンゴの木を植樹する。同団体は震災の約2年後に同市に初めて53本のリンゴを植樹したが、20年以上たって約20本が枯れたことから新たに植樹することが決まった。代表の田村治典さん(73)は「リンゴの木は震災の命ある碑。教訓を引き継いでいきたい」と話す。(中川三緒)

 震災当時は宝塚市に住んでいた田村さん。自宅のガラスが壊れるなど被災したが、直後から避難所に食料を配るなど支援を開始。震災から約1年後に同団体を立ち上げ、仮設住宅の住民らを励まそうと、県立芦屋南高校(芦屋市)の仮設住宅横でチューリップの球根を育てる活動を始めた。

 「被災者と今後もつながっていける活動をしたい」と、平成9年に暖かい土地でも実がなるリンゴの木53本を同市呉川町に植樹。53本それぞれに周辺住民と近くの公園の仮設住宅の住民1世帯ずつの1組が「里親」となり、木に水をやるなど世話をした。

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