川端康成は「日本文学界の真の代表者」 ノーベル賞決定の1968年選考

 1968年にノーベル文学賞を受けた作家の川端康成について、スウェーデン・アカデミーが選考の際、「日本文学界の真の代表者」と評価していたことが判明した。同アカデミーが2日、共同通信に選考資料を開示した。

 川端は61年から毎年、同賞の候補者となり68年に受賞が決定。同アカデミーは授賞理由として「日本人の心の精髄を優れた感受性をもって表現する、その物語の卓越さ」を挙げていた。

 選考委員会の声明によると、68年の最終候補は川端のほか、フランスの作家、アンドレ・マルローと英国出身の詩人、W・H・オーデンの2人。選考委のエステリング委員長(当時)は「日本文学界の真の代表者である彼(川端)へ賞を与えることは理にかなっているし、歓迎されることだろう」と強調した。ノーベル文学賞の候補者名や選考過程は50年間、非公開となっている。(共同)

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