実は日本発祥「定番の王道」 ショートケーキ復権、クリスマスに注目

【近ごろ都に流行るもの】

 純白の生クリームに赤く輝く、日本が誇る国産イチゴ。日の丸を思わせる簡潔の美…。日本発祥のショートケーキに注目が集まっている。凝った見た目の“インスタ映え”スイーツが幅をきかせてきた昨今だが、それも一段落。お酒を使わず子供から高齢者まで楽しめるレトロな「王道」として、クリスマス商戦の主役に躍り出た。シンプルゆえに素材や技術の差が明瞭。奥の深さも魅力だ。(重松明子)

 9月末、日本橋三越本店(東京都中央区)で開かれたクリスマスケーキ内覧会に、ホテルや名店のショートケーキが並んだ。「過去を照らす灯~深化~」がテーマだ。

 「昨年のクリスマスケーキの売り上げの6割がショートケーキだった。今年は3連休に重なりさらに期待できる。各店の強みを生かし、ショートケーキを深掘りしてもらいました」と担当の新井孝弘バイヤー。アレルギーなどに配慮して小麦粉、卵、牛乳だけでなく砂糖も使わないショートケーキなども提案され、10月中に予約で完売する品も出た。

 同店でクリスマス期間中(12月22~25日)に予約なしで購入できるホールケーキは35種(サイズ違いを含む)。うち21種がショートケーキだ。

 全国で870店の不二家洋菓子店を展開する不二家(本社・東京都文京区)の森田賢夫・販促企画課長は「この1年間、ショートケーキの品質向上に努めてきた」と明かす。

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