世界を無料Wi-Fiでつなぐ ファーウェイよりも注意…

 このアプリは2016年6月、世界223の国・地域での利用者が9億人を突破(月間のアクティブ・ユーザー数は5億2000万人)し、中国では、最も多くダウンロードされているアプリのベスト10に入っています。

 この企業を率いるチェン氏は1978年に中国東部の浙江省(せっこうしょう)に生まれ、現在、シンガポールで暮らしていますが、2017年4月、米経済誌フォーチュンが選ぶ“中国で最も影響力があるビジネスリーダートップ50人”にも選ばれるなど、敏腕IT(情報技術)経営者で知られています。

 そんなチェン氏がぶちあげた今回の壮大な構想は、まず2019年、中国北西部の酒泉市(しゅせんし)にある「酒泉衛星発射センター」から人工衛星第1号を打ち上げ、2020年までに、さらに10基の人工衛星を打ち上げ、最終的に272基の衛星で全世界をカバーするといいます。

 同社では、人工衛星の製造や打ち上げ、そしてシステムの構築などにかかる費用(総事業費)は約30億元(約4億3200万ドル)、日本円にして約487億円を見込んでいるそうです。

 2017年に国連(UN)が発表したリポートによると、全世界に住む約77億人のうち、アフリカのサハラ砂漠より南や東南アジアの僻地(へきち)などに住む約39億人が未だにネットにアクセスできないといいます。

 リンクシュアの狙いは、こうしたいまだにネットにアクセスできない地の人々が無料でネットを楽しめるようにすることだといいます。

 同社では、新たなパートナー企業と組んで、アプリのダウンロード作業の際、いくつかの広告をスマートフォンなどの画面に掲示させることで企業から広告収入を得るというビジネスモデルを考えているのだそうです。

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