春日若宮おん祭 17日に「お渡り式」

 古都の師走を彩る春日大社摂社・若宮神社の例祭「春日若宮おん祭」が15~18日、奈良市の大社周辺で行われる。平安時代に始まり、今年で883回。17日は時代行列の「お渡り式」や神事の「お旅所祭」があり、古典芸能の数々が奉納される。

 おん祭は、17日午前0時からの「遷幸(せんこう)の儀」で若宮神社のご神体がお旅所の仮殿に移り、「還幸(かんこう)の儀」で24時間以内に戻るまでの間に酒食を供え、芸能が奉納される祭り。今年はパリで開催中の「ジャポニスム2018‥響きあう魂」の一環として、10月に「お渡り式」などが披露された。

 15日は、同市餅飯殿町の大宿所で巫女(みこ)がササの葉で湯をまく「御湯立(みゆたて)神事」(午後2時半、同4時半、同6時)などが行われる。

 「お渡り式」は正午に県庁前を出発。芸能集団など約千人がJR奈良駅前を経て三条通りを大社一之鳥居へと進む。その後、影向(ようごう)の松前で田楽、猿楽が演じられる「松の下式」。「お旅所祭」は午後2時半ごろから神事があり、仮殿前芝舞台で田楽、舞楽などが同10時半ごろまで奉納される。

 18日は、お旅所前で午後1時から「奉納相撲」、お旅所では同2時から「後宴能」があり、能の「経政(つねまさ)」と「葛城」、狂言の「茶壺」が予定されている。

 「お渡り式」が出発する登大路園地などには桟敷(さじき)席(2千円から)が設けられる。問い合わせは市観光センター(0742・22・3900)。17日は交通規制があり、保存会や奈良署が公共交通機関の利用を呼びかけている。

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