最古の大壁建物跡か 奈良・高取の遺跡で発見

 奈良県高取町の市尾カンデ遺跡で、大陸から来た渡来人の重要施設とみられる国内最大級の大壁(おおかべ)建物跡(東西約14・5メートル、南北約13メートル)が見つかり、同町教育委員会が27日発表した。建築年代は4世紀末~5世紀初めと推定され、最古の大壁建物跡の可能性もある。渡来人が入植を開始したのは5世紀後半と考えられていたが、大幅に早まる可能性が出てきた。

 大壁建物は、方形状の溝の中に多くの柱を立て、土などを塗って壁をつくり建築した住居。同町では、朝鮮半島式の床暖房装置「オンドル」を持つものを含めて約40棟見つかっている。

 今回出土したのは、これまで最大級とされてきた森ヲチヲサ遺跡(同町)などの建物跡とほぼ同規模で、東側に入口がある構造。柱穴から出土した土器などから4世紀末~5世紀初めの建築と推定され、国内最古とされる南郷柳原遺跡(奈良県御所市)の大壁建物跡(5世紀代)より古くなる可能性があるという。

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