7言語の生活情報動画公開 税金・保険、防災、ごみ分別…留学生の不安払拭へ 豊島区

 区民のうち、外国籍住民が1割を超える東京都豊島区は、税金や保険料の支払いなど来日した留学生が生活する上で重要なテーマを解説する動画「はじめて豊島区にすんでみた~留学生編」を制作した。英語やベトナム語、ネパール語など7言語に対応。動画投稿サイト「ユーチューブ」の区公式チャンネルで公開しており、区は留学生が抱える生活の不安の軽減につなげたい考えだ。(松崎翼)

 豊島区によると、11月1日現在、区の外国人の人口は3万384人。割合は総人口の1割を超え、毎年2千人程度のペースで増えているという。ベトナム人は過去6年間で13倍、ネパール人は5倍、ミャンマー人は2倍に増加した。留学生の割合は、外国人住民の約半数を占めるという。

 こうした状況の中、区は昨年7月から区内の留学生約60人に対し、日本での生活で気になることや来日前に知っておきたかったことについて聞き取り調査を実施し、「税金・健康保険」や「生活費の目安」、「防災」など10テーマを解説した動画を作った。

 動画は、いずれも、日本語▽英語▽ベトナム語▽中国語▽韓国語▽ミャンマー語▽ネパール語-の7言語に対応している。各テーマ1分程度で、区内在住の留学生が出演。ごみの分別や自転車に乗るときの注意点、温水洗浄便座の使い方を説明した動画も用意されている。

 今後は、留学生が日本語学校を卒業した後の就職活動や、結婚後の生活のポイントなどを解説する「家族編」の動画制作に取り組む予定だという。

 区の担当者は「動画を多くの留学生に活用してもらい、生活の疑問や不安を取り除くきっかけにしたい」と話し、来日前の留学予定者にも視聴を呼び掛けたいとしている。

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