両陛下、満身創痍も「最後の1日まで務めを全う」のご姿勢 新天皇即位・改元まで半年

 皇太子さまの即位と改元まで1日で半年となる。来年4月30日に譲位する天皇陛下と皇后さまは、同5月1日に上皇、上皇后となられる。代替わりを目前に控え、体調が万全とはいえない中でも地方視察や被災地見舞いで全国各地に赴き、国民に心を寄せる姿勢を貫かれている。

 両陛下はこの半年、恒例の地方訪問である全国植樹祭で福島県(6月)、国民体育大会で福井県(9月)、全国豊かな海づくり大会で高知県(10月)をご訪問。9月には西日本豪雨で大きな被害が出た岡山、愛媛、広島の3県に、ヘリコプターを利用し日帰りで足を運ばれた。

 10月27~29日に訪れた高知県では、沿道に集まった住民らに、道路を横切って歩み寄られる「予定外」の交流もあった。何度も振り返っては手を振られる姿に、長年の側近も「(譲位を控え)感慨深そうなご様子が伝わってきた」と話す。

 陛下と皇后さまは、ともに84歳になられている。皇后さまは2日からの風邪の症状が完治しておらず、海づくり大会の式典中、何度もせきをされた。陛下も長時間に及ぶ式典では時折、目を閉じられる場面もあった。「お疲れがないはずはないが、決して口には出されない。満身創痍(まんしんそうい)でも、最後の1日まで務めを全うされるご覚悟だろう」。側近はそう推し量る。両陛下は11月中旬、北海道の地震被災地を訪問される予定だ。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ