「都市型八百屋」 効率的なスマート農業でモリモリ野菜を

【近ごろ都に流行るもの】

 野菜がモリモリ食べたくなる食欲の秋。国の指針「健康日本21」でも1日350グラム以上の野菜摂取を推奨している。ITなどの先端技術を活用して効率化を図る「スマート農業」活発になるなか、その試みをベースにした「都市型八百屋」が店舗を拡大中だ。大手商社も出資し、時代のニーズに応えるビジネスモデルとして注目される。都心の最新店舗では、野菜料理の食べ放題を楽しみつつ青果が買え、多忙なオフィスワーカーとの接点拡大をねらっている。(重松明子)

 東京都港区。虎ノ門と新橋を結ぶ「新虎通りCORE」に18日に開店した「旬八キッチン&テーブル」は、「都市型八百屋」の看板を掲げる「旬八青果店」の新業態だ。

 野菜小売りだけでなく、朝はおにぎりやスムージー、昼は弁当、夜はビュッフェにお酒…と、時間帯ニーズに応じた野菜食を提供している。

 仕事帰りに訪れると、山盛りのサラダ、なすとトマトのチーズ焼き、根菜の蒸し物、おでんなど10品が並んでいた。どれだけ食べても平日1500円(90分)。ドレッシングにもおろしニンジンがたっぷり使われている。

 茨城県の自社農場ほか全国の契約農家から直送した野菜を前に、「安心してたくさん食べてください」と、展開するアグリゲートの左今克憲CEO(36)が呼びかけた。「この値段で大丈夫?と聞かれることもあるが、アパレルでいえばユニクロのように、生産、流通、販売までを一貫して行い、通常は市場に出ない変形や傷が付いた規格外野菜も無駄なく活用。業務をITで効率化し、手頃な価格を実現しています」

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