京都市で「地蔵盆」体験イベント 親子400組が参加、数珠回しなど楽しむ

 京都の夏の風物詩で、町内の子供を中心に行う伝統的な民俗行事「地蔵盆」の体験イベントが、京都市南区のイオンモールKYOTOで8日行われた。計400組の親子が参加し、数珠回しやあんどん作り、スイカ割りなどを楽しんだ。

 数珠回しは、壬生寺(京都市中京区)の松浦俊海貫主の読経に合わせて子供たちが輪になって数メートルもの長い数珠を右回りに回した。回すうちにスピードがどんどん速くなり、子供たちから歓声が上がっていた。上京区の小学2年、磯部悠風さん(7)は「元気にいつも学校に行けるように、と心の中でお願いしながら数珠を回した」と話していた。

 地蔵盆は、地蔵菩薩の縁日(8月24日)前後の土日に関西一円で行われる。京都市が平成25年に町内会長を対象に行ったアンケートでは約8割の町内会で実施していると回答。一方で近年は少子化やマンションの増加などにより中止したり行事が簡略化されたりしているという。

 このため市は地蔵盆を引き継いでいく機運を盛り上げようと26年、京の地蔵盆を「京都をつなぐ無形文化遺産」に選定した。

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