潜伏キリシタン世界遺産 「待ち望んだ瞬間迎えた」

 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つがある熊本県の蒲島郁夫知事は30日、世界文化遺産への登録が決まり「推薦書の取り下げ、資産の見直しという苦渋の決断を経験したが、試練を乗り越えた。待ち望んでいたこの瞬間を迎えることができ、心からうれしく思う」との談話を出した。

 蒲島氏は「資産の適切な保全を図り、登録を最大限に生かし、さらに熊本の魅力を国内外に発信していく」との決意も示した。

 ■林芳正文部科学相の談話 地元関係者は独特の文化的伝統を物語る資産として再推薦し、登録へ粘り強く取り組んでこられた。たゆまぬ努力に心から敬意と祝意を表する。人類共通の宝である貴重な世界遺産の保護に万全を期し、後世に確実に引き継ぐとともに、その価値を積極的に発信していく。

 ■長崎県の中村法道知事の談話 「世界の宝」として認めていただいたことを誇らしく思う。2007年に世界遺産暫定リストに記載されて以来、推薦書の取り下げや構成資産を除外するという曲折もあった。感無量の一言に尽きる。遺産を確実に将来に引き継いでいく大きな使命に、身の引き締まる思い。保全とともに地域活性化に取り組み、住む人に誇りを、訪れる人に感動を与えられる遺産を目指す。

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