羽生結弦選手に仙台市の伝統工芸品「堤人形」贈呈へ パレードの出発式で

 平昌五輪フィギュアスケート男子で連覇した羽生結弦選手(23)を祝い、出身地の仙台市で22日に行われるパレードの出発式で、仙台市が行う特別表彰の記念品に市の伝統工芸品「堤人形」が贈られることになった。能楽の演目、三(さん)番(ば)叟(そう)をモチーフとしたもので、昨年度、現代の名工(卓越した技能者)に選ばれた同市の人形師、芳賀強さん(76)が手がけた。

 堤人形の贈呈は17日、郡和子市長が定例会見で明らかにした。堤人形は江戸時代初期から同市青葉区堤町で作られてきた土人形。最も栄えた文化・文政年間(1804~30年)には、京都の伏見人形とともに土人形の二大源流とまで称されるようになった。岩手の花巻人形や福島の三春人形にも影響を与えたという。

 羽生選手は五輪のフリープログラム「SEIMEI」を演じる際に能楽や歌舞伎を研究し、狂言師の野村萬斎さんから三番叟の舞の一部の実演を受けて演技に磨きをかけたという。

 市が羽生選手側に記念品の意向を尋ねたところ「気持ちのこもったもの。あまり高額でないもの」と回答があったという。人形本体は高さ21センチ、幅15センチ、奥行き13センチで価格は7万円。

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