救命措置の心得、目の前で人が倒れたらどうする? 土俵問題で注目、専門家「不安でも行動を」

 京都府舞鶴市の多々見良三市長(67)が大相撲春巡業の土俵で倒れ、救命措置をしていた女性が土俵から下りるよう促されたことが大問題となったが、ネット上の動画では、居合わせた男性たちは呆然(ぼうぜん)として身動きが取れないようにも見えた。目の前で突然人が倒れたらどう対応すればよいのか。救命措置の心構えを専門家に聞いた。

 倒れている人がいた場合、救急隊や心臓に電気ショックを起こす自動体外式除細動器(AED)が到着するまでの間、周囲の人間による救命措置が命運を握る。

 (1)救命する側と周囲の安全確認(2)意識・反応の確認(3)119番通報とAEDの要請(4)呼吸の確認(5)胸骨圧迫(心臓マッサージ)と人工呼吸の繰り返し-という流れだが、行動を起こすのをためらう人も少なくないだろう。

 「確かに『自分の間違った措置で症状をより悪くしてしまうのではないか』と思う人もいるが、『おかしいな』と思ったら不安でも行動するべきだ」と語るのは京都大学健康科学センターの石見(いわみ)拓教授。

 舞鶴市長の場合、後にくも膜下出血だったことが判明した。心臓の病気でなくても胸骨圧迫をしていいのか。

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