JR東労組のスト検討 対立路線回帰?強硬姿勢で組織防衛か

 JR東日本の最大労働組合がストライキ権を行使する可能性が浮上してきた。最大労組によるストは列車の運行に支障が出る恐れも出てくる。旧国鉄時代に当時の労組がストを繰り返した歴史もあり、組合が“伝家の宝刀”に手をかけたことで労使関係は対立路線へ回帰する可能性がある。

 JR東労組の主な要求は組合員の基本給を一律で引き上げる「一律定額ベア」を将来にわたり続けることだが、会社側は「柔軟な対応が困難になる」と難色を示す。会社側には「未来永劫(えいごう)の約束は無理難題」との認識もあるようだ。

 ある別の組合幹部は「なぜ今、ストなのか」と困惑する。全国的に組合活動は弱体化しており、指導者の高齢化が進む一方、意識の変化で若い世代は消極的とされる。平成22年には、JR東労組では強力な影響力を持っていた松崎明元委員長が死去している。

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