「絵になる商店街」あふれる人情 大阪・東成、地元男性が100店に手書きイラスト

 仕事に打ち込む店主の姿や、さまざまな商品が並ぶ店内の様子など、1軒ごとの風景を描いた約100枚の絵が各店舗に飾られている商店街がある。大阪市東成区の「東成しんみちロード」。地元の男性が1軒ずつ足を運んで手作りしたものだ。大型ショッピングセンターの影響などで買い物客の減少に悩む中、ささやかなメッセージが添えられた人情味あふれる絵が、客との会話を増やし、交流の広がりにつながっている。(杉侑里香)

 「この絵に描かれてるのは店長さん? いいやん」

 「そうでしょ。うちの店なんです」

 大阪市営地下鉄今里駅のそばに位置するアーケード街、東成しんみちロード。東西600メートルに約160店が集まる商店街では最近、あちこちでこんな会話が交わされている。

 話題になっているのは、店頭に飾られている1枚の絵。真剣なまなざしで食材に向き合う店主の姿や店内風景など、店ごとにさまざまだ。絵は全て同区に住む神野(かみの)正彦さん(56)が手がけた。

 42歳のときに大手企業の営業職から同区内の介護事業所の管理者に転じた神野さんは、地元のお年寄りたちに似顔絵を贈るなど交流を深めるうちに、商店街を頻繁に訪れるようになった。

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