「カロリーゼロ」は糖尿病の原因に!? 肥満のリスクも高める

 「ノンカロリー」や「ゼロカロリー」といったキーワードの入った商品が注目を集めています。その商品の種類は非常に豊富で、具体的には清涼飲料水やお菓子、アルコール類などがあります。どうしてノンカロリーあるいはゼロカロリーにはカロリーがないかというと、通常使用されている砂糖を人工甘味料に置き換えることで、そのカロリーを抑えているなどという理由があります。

 そんな中、その商品に使われる人工甘味料は、糖尿病や肥満のリスクを高める可能性があるとする研究論文が2014年9月、英科学誌「Nature」の電子版に発表されました。論文を発表したのは、イスラエル・ワイツマン科学研究所のエラン・エリナフ博士とエラン・シーガル博士らによる研究チームですが、彼らはマウスを用いた実験でその可能性に言及しました。人工甘味料は糖分ではなく、カロリーもないのにも関わらず、糖尿病や肥満に関係があるのかという疑問を持つ方も多いでしょう。そこで、今回は糖尿病の説明を軸にその研究の内容を紹介します。

 そもそも糖尿病とは…

 糖尿病は生活習慣病の一つとして知られている病気です。厚生労働省の平成24年度の「国民健康・栄養調査」の結果によると、糖尿病が強く疑われる人(糖尿病有病者)は約950万人で、糖尿病の可能性を否定できない人(糖尿病予備群)は約1,100万人とされています。つまり、約2050万人の人が「糖尿病の可能性を否定できない」ということになります。

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