なぜ? 皇族方の「学習院離れ」が加速する理由

 陛下と常陸宮さまは初等科から大学まで、皇太子さま、秋篠宮さまは幼稚園から大学まで通われた。さかのぼれば、大正天皇と昭和天皇も専門機関で帝王学を学ぶ前に学習院初等科に入っていた。

 大正15年に出された皇族就学令(戦後に廃止)では第2条に「皇族男女ハ(中略)学習院又ハ女子学習院ニ於テ就学セシム」と明文化され、名実ともに皇族の学校だった。

 昭和天皇に対する当時の乃木希典(まれすけ)院長の姿勢に象徴されるように、特別扱いされがちな皇族方にも一般の子供と同様に厳しく、分け隔てなく接する校風も皇族方の教育に資する土壌とされてきた。

 だが、高円宮妃久子さまの長女、承子さまが平成17年に学習院女子大を中退し、最終的に早稲田大をご卒業。三女の絢子さまもご関心がある福祉分野が学習院大になかったため、21年に城西国際大(千葉県東金市)に入り、現在は同大大学院に進まれている。

 さらに、佳子さまの姉で秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さまは学習院女子高等科からICUに進学し、今年3月に卒業された。

 ただ、このお三方は女性皇族であり、少なくとも高校まで学習院で学ばれている。これに対し、秋篠宮ご夫妻の長男で皇位継承順位3位の悠仁さまは、幼稚園、小学校とも学習院ではなく、お茶の水女子大学付属幼稚園、同付属小学校(文京区)を選ばれた。このことは、皇室の「学習院離れ」を決定づけたといえる。

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