初の富士登山体験 暴風雨、高山病…自分との闘い:イザ!

2014.7.21 10:00

初の富士登山体験 暴風雨、高山病…自分との闘い

 「富士登山に行きませんか?山頂まで。初心者も多いし、ガイドも複数参加します。経験なくても大丈夫だそうですよ」。そんな“甘い”誘いに乗って、山歩き嗜好のない記者が富士山頂を目指した。(日野稚子)

 7月12日午前10時。東京・新宿にザックを背負った老若男女が集まった。アウトドア用品のミズノが主催する「ミズノアウトドアスクール」の富士登山参加者たちだ。服装は本格的で、いかにも登山歴がありそうな人たちばかり。断ればよかったと思ったが、もう後には引けない。覚悟を決め、チャーターバスに乗り込んだ。

 きっかけは同行取材の提案。「アウトドア用品を提供するだけでなく、登山文化を醸成するために開設したスクールです。登山を楽しめるようになるために、安全は絶対必要なことですから」と広報のM氏は力説する。その一環として、スクールでは登山家の大蔵善福さんを校長に、年に数回、山へ出掛けているという。

 記者には登山経験がない。小学校の遠足で高尾山、大学生で何度か筑波山に登っただけ。富士山はサークルの友人たちとのドライブのついでに、5合目から少し歩いた程度にすぎない。社会人になって定期的に運動しているわけでもないし、2カ月前には右足首を捻挫し、まともに歩けなかった時期もある。だけど、山のプロが指導者としているのなら迷惑を掛けることもなさそうだし、何より、参加者はどんな思いで来ているのか、聞いてみたい。そんな思いから参加を決めたのだ。

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